はじめまして、さもです。
今回はじめて「ブログ」というものを書かさせていただきます!
はじめてなのでわからないことばかりなのですが、わたしのデンマーク留学での経験を文字として残すことができたらいいなと思います。よろしくお願いします🌷
留学の動機
まずは、動機です。なぜわたしがデンマークへ留学しようと思ったのかについて話させていただきます。
デンマーク留学に興味を持ったきっかけは、大学の授業です。わたしは大学2年生の秋学期に『教育哲学』という授業を履修していました。その授業の中で、ターミノロジーという課題がありました。
ターミノロジーとは、教授からいくつかの単語が学生に提示されます。その単語は、人物名や書名、言葉など様々なものがあります。そして、その単語を学生たちで割り振り、自分が担当することになった単語を調べて、次の授業までにひとつのスライドにまとめるというものでした。そして、そのスライドを授業中にみんなの前でシェアするのです。
そこで、わたしはある日、『国民高等学校』という単語を担当することになります。国民高等学校とは、デンマーク語で"Folkehøjskole"(以下、フォルケ)といい、日本とは全然異なる教育システムの上で成り立っています。試験や成績など日本の学校では当たり前のようにあるものがなく、学生たちの興味関心に忠実な学校構成がされています。
わたしはこのフォルケについて調べていく中でだんだんと興味が湧いてきました。しかし、この時点では、留学の費用のことや自身の語学力など不安なことが多く、留学への興味が湧いたものの、決断をするまでには至りませんでした。
フォルケホイスコーレは、デンマーク流民主主義の基盤を作る「国民学校」です。
大学に進む前に本当に興味のあることが何なのかを探したい人や、職種を変更し新しいことにチャレンジしたい人がフォルケホイスコーレに入学し、自分が学びたい教科を好きに選択して納得できるまで学びます。
(一般社団法人IFASより)
そして、わたしはフォルケへの興味が膨らみつつある中、ターミノロジーを最後まで完成させ、締切である授業の日を迎えました。
わたしはフォルケについてまとめ上げたスライドをみんなに見せ、フォルケについて説明します。ちゃんとうまくまとめることができたのかドキドキの中、なんとかシェアし終わり、教授がフォルケについての情報を追加します。
そう、この教授からのお話が、わたしがデンマーク留学へ踏み出す大きなきっかけとなるのです。
その内容は以下のようなものでした。
数年前、わたしのゼミ生でこのフォルケホイスコーレに留学した方がいました。
彼がデンマークにいる頃、たまたまわたしもデンマークへ行く用事ができ、それを知った彼が、せっかくならぜひということで、デンマークで彼と会うことになりました。
すると、会ってまずひと言。
「先生に紹介したい木があるんです!」
わたしは驚きました。人を紹介することはよくあると思うのですが、木を紹介することはなかなかないと思います。わたしは彼の心の豊かさに感銘を受けました。
まだ話は続きます。彼はその後、その木のエピソードについて話してくれました。
彼はお腹が空いた時や手持ち無沙汰な時にこの木にぶら下がっているりんごを取って食べていたそうです。とてもこの木にはお世話になったと話していました。
彼はデンマークでデンマークのお友達とピクニックに行くことが趣味でした。
ある日、彼らはこの木のリンゴを片手にピクニックをしていました。目的地に向かっている途中、甘いリンゴの蜜に誘われて彼の友達に向かって蜂が飛んできました。
しかし、その友達は驚きも逃げもせず、
「お前も食うか、?」
とりんごを差し出したのです。
そして、蜂は食べかけのりんごに足を止め、お腹いっぱいまで蜜を吸うとそのまま去っていき、それを何事もなかったかのように友達は再びりんごを食べ始めたのです。
この様子を見て彼は、デンマークの人と自然の距離の近さに非常に驚いたと語っていました。
(教育哲学の授業より)
※記憶を辿って書いているため、内容や表現は完全に正確ではありません
わたしはこの話を聞き、フォルケへの興味でいっぱいになりました。
「わたしもフォルケに行ってみたい」「わたしもデンマークの人たちの価値観に触れてみたい」「わたしも心の豊かな教養のある人材になりたい」。
そして、わたしはデンマークへの留学を決めました。
今後のブログ
ここまで読んでくださりありがとうございました。
スロースペースになるとは思いますが、フォルケの選び方やVISAの取り方など、わたしのわかる範囲でブログとして書き残して置けたらなと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。わたしの経験が少しでも誰かの人生に貢献できますように。